こばと会では、2016年度より「保育環境評価スケール(ECERS-R)」を導入し、保育の質を客観的に振り返る取り組みを続けています。この評価ツールはアメリカで開発され、現在では世界20か国以上で活用されています。こばと会では研修や勉強会を重ね、保育現場の向上に役立てています。
評価は、保育室の環境構成や保健衛生、安全、子どもとの関わりなど35項目をもとに行います。評価項目を元に、保育者同士が「なぜその保育を行っているのか」を話し合い、保育の目的や意図を深く理解する場が生まれます。単なるチェックではなく、子どもの学びをどう支えるかという本質を見つめ直すツールとして活用されています。
こばと会ではこの評価システムを法人全体に浸透させるため、以下のような段階的アプローチを実施してきました。
こうしたステップを経て、単なる評価ではなく、「保育を良くするための対話のツール」として機能し始めています。
「保育環境評価スケール」は、こばと会にとって 保育の質を育てる“共通のものさしです。職員同士が語り合い、学び合い、保育を磨いていくプロセスそのものが、私たちの大切にしている「子どもの育ちを支えるチーム保育」の土台となっています。
【保育者の成長と意識の変化】
【実際の保育の変化】
【継続的な取り組みとして】